Soundscape for Osaka EXPO 2025
Client : Osaka EXPO 2025
Execution : Soundscape Design
Role: Music / Sound Director & Producer
2025年の大阪・関西万博にて、会場全体の屋外サウンドスケープのためのミュージックディレクションとプロデュースを担当しました。約600本のスピーカーを通じて、オープンからクローズまで毎日流れ続ける“会場の音”。
そのコンセプトは「いのちのアンサンブル」。
会場を7つのエリアに分け、それぞれのテーマに沿って、7名の作曲家とともにサウンドスケープを構築しました。
• 地 / Ground
• 空 / Sky
• 水 / Water
• 森 / Forest
• 街 / Field
• 祭 / Festival
• 命 / Life
各エリアの音は、時間帯や天候によって変化し続ける仕組みになっており、
風、光、雨、人の流れ——自然と人と音が共鳴し合う“生きている
音の風景”をデザインしています。
ただ耳に届く音ではなく、空間そのものが呼吸するような存在としてのサウンドを目指しました。
実際に会場を訪れた方々からも、心に響く体験だったと多くの反響をいただきました。
■ 受賞歴
● Technical Direction Awards – フィジカルエクスペリエンス部門 金賞
:
私が作曲家たちに共有したサウンドブリーフ(ディレクションシート)が高く評価され、審査員満場一致での受賞となりました。
● グッドデザイン賞 ベスト100(OPEN DESIGN 2025 ):
デザイン・アート・音が融合する共創体験として、デザインシステム、会場装飾、サウンドスケープを含む “生成的デザイン・コモンズ” が高く評価されました。また、7名の作曲家とともに、約600本のスピーカーを活用し、前例のない規模と複雑性を持つサウンドスケープを実装。
ゾーンごとのテーマに基づいた、生成的でダイナミックな音響体験を設計した点も評価頂いてます。
Staff Credit
Sound / Music Director / Producer: Bruce Ikeda
Creative Director: Kouta Hikichi
Project Producer: Satoshi Kawaguchi
Technical Director: Junichi Akagawa
Sound Artists / Composers:
evala, Kuniyuki Takahashi, Midori Hirano, Masayoshi Fujita, Koshimura, KEIZOmachine!, Hiroshi Watanabe aka Kaito
Audio Mix / Mastering Engineer: Takahiro Yamaguchi
Sound System Engineer: Kohji Fujita
Assistant Producer: Kei Okazaki
Production: JKD Collective
**Special thanks to entire EXPO team!