Airbnb China: Taipei
Client : Airbnb China
Execution : Branded Film
Role: Creative Director, Producer
沖縄での撮影を終えて、飛んだのはお隣、台北。2月の台北は沖縄よりも肌寒く、全体的に沈んだトーンの街の色味が印象的。(沖縄のあとだから余計そう感じたかも) 今回の4都市での撮影で、最も苦戦したのがこちらの台北。準備期間の短さに加え、現地プロダクションのプロデューサーが英語が全くNGなため、全てのコミュニケーションを現地のコーディネーター経由で行うことになり、 この手の緊急プロダクションにおいては、ある意味致命的な体制で撮影に臨むこととなった。 にもかかわらず、チーム一丸とはまさにこのこと。途中から体制をたてなおし、撮影自体はうまくいった。
Airbnbホスト、ハービーのリスティング(部屋) 、村上春樹の小説の名前がついたライブハウス(下北にありそうな雰囲気)、地元のクラブでの若手ヒップホップクルーによるライブなど、いい素材が結構撮れた。
ハイライトは、台北のベースミュージックシーンで活躍する5人編成のエレクトロニックバンドOVDSとの出会い。 Beans & Beatsという結構いい感じのレコードショップでインタビューを敢行。メンバーの一人がアドリブで歌い出した彼らのオリジナル音源を、同録音源にミックスして使っている。
最後の撮影地は、Double Checkというミュージックラウンジ。これまた、Tokyoにも中々ないレベルの空間だった。素晴らしいサウンドシステムとインテリア。暖かく迎えてくれたショップオーナーKen やスタッフの存在も忘れられない。 日本以外のアジアを見た場合、洗練されたカルチャーのレベルという点において、最もTokyo に近い街は、間違いなく台北だ。Kenがとなりのオープンするギャラリースペースでのコラボレーションを約束して、次の撮影地、バンコクに向かった。