Airbnb China: Okinawa
Client : Airbnb China
Execution : Branded Film
Role: Creative Director, Producer
新しい時代のコンンテンツを巡る旅。 第一弾は、2018年春に関わったAirbnb Chinaのプロジェクト。 ”Have been there but not done yet”. 「行ったことあるけどやったことない」というコンセプトをもとに、 中国の若い世代に人気の旅先、沖縄、ソウル、バンコク、台北の4都市をまわり各地のディープなスポット、カルチャーを紹介するドキュメンタリーフィルム4本を制作しました。 2週間のプリプロ期間を経て、各都市4日ずつの工程でまわり、もどってから2週間で仕上げるというタイトスケジュール。ディレクターは元WKの同僚、兄貴分的な存在で、NYとトロントを拠点に活躍するヘンリールー。 トロントからエディター2名を撮影に同行してもらい、撮影日の当日からホテルの一室で編集をスタート。 撮影クルーは、日本からのプロデューサー陣、ディレクター、エディーター、DP、カメラアシスタントの約10名、あとは現地のローカルプロダクションとのコラボレーションという想定のもと、最初のロケ地、沖縄から旅はスタートした。
沖縄のテーマはSimple Life In Green。緑の中でのスローライフ。 メインの撮影地となったのは、Airbnb ホストのKoji & Mari san のお父さんが作り上げたサチバルガーデン。 長年、土木工事業にたずさわり、自然環境の破壊と保全について考えていた彼が作り上げた夢の楽園は、庭というより、むしろ山に近い。広大な敷地の中に、生命力みなぎる大小様々な植物、花が咲き乱れている。 Koji, Mari sanと過ごした時間は素晴らしかった。彼らとのインタビューでは、 「本当の贅沢さとは、その時間にあること。ゆったりとした時間の中で生活していると、物欲がどんどんうすれていくこと。自然体で生きていると、いい人に出会うシンクロ率が高くなる」というコメントが印象的だった。 本当にうらやましい限り。沖縄南條に流れるゆるやかな時間をとらえた完成映像はこちらから。 音楽は、アーティスト宮内優里とのコラボレーションでオリジナル楽曲を制作。後半にきらりとしたタッチのピアノを絶妙な音階でいれてくるなど、腕利きコンポーザーとの久しぶりのやりとりは刺激的だった。